訪問記

AFA Indonesia 2016 2016年9月16日-18日

インドネシアというと何を思い浮かべるだろうか。
バリ島？

日本同様の島国で、日本が南北に長いとするとインドネシアは東西に長い国だ。

人口2億数千万人と日本のほぼ2倍を抱えるが、多くの（300以上とも言われる）言語があり、またイスラム教の方々の多い国でもある。

ジャカルタは日本の南約6000km。南半球に位置する。 インドネシアが東西に長い影響か、ジャカルタよりもより西に位置するシンガポール・マレーシアよりも日本との時差が大きい（2時間）直行でなく経由便で行く際には注意するポイントだ。

訪問した9月は乾季にあたり、あまり雨は降っていない。しかし赤道エリアらしくスコールはあるので注意は必要だ。

マレーシア経由で到着した直後、ジャカルタ名物の「渋滞」をいきなり体験することになった。 経済発展著しいインドネシア・ジャカルタは交通インフラの整備が追いついていない。道は深夜以外は渋滞すると覚悟が必要だ。 そのため、多くの人がバイクで移動する。タクシーもバイクタクシーが多い。

会場のExpoセンターへ到着してみると、大量の警察車両と1000人ぐらいの警官。一体何事かと思えば警察の技能発表会だそうだ。
その横で平日の金曜日にも関わらず多くの若者が訪れていた。

現地には更衣室はないため、コスプレイヤー達は自宅で着て友達のバイクに乗ってやってくる。
その姿は映画の1シーンのようでもあり街中がイベントの異空間とつながっているようでもある。このようなシチュエーションの中、会場の中に入ることになった。

内部では様々な企業ブース、同人エリア、そしてAFAの特徴である大きなステージが私を待っていた。
企業では刀剣乱舞やラブライブ、日本で流行しているものがほぼそのままこちらでも人気があるよう。
また、ステージでは昼の部のトークセッション中心と夕方以降の大規模なライブが観客を楽しませていた。
ライブの中で多数の観客がサイリウムを持ち、10人単位でヲタ芸を舞う姿にはたいへん驚かされた。
他国のイベントでも数名はいるもののこれほど統率は取れてはいない。インドネシア恐るべし。

同人エリアでは100ほどのサークルが出展していた。ジャカルタでは300－500ぐらいのサークルさんが存在しているそうで、 また、マレーシア・シンガポール・タイ・台湾などから遠征して参加されているサークルさんもいるとのこと。

東南アジアの同人作家さん達は積極的に交流を図っているのだなと実感することができた。

余談ではあるがインドネシアならでは？の流行りなのか、現地ではなぜか「サンマの塩焼きぬいぐるみ」が流行していた。焼き色のついた細長いサンマ。

店先にズラッと並びコスプレイヤーさんたちが念入りに選び購入していた。何が違うのかわからないが・・

このような趣味の多様性もオタクらしさの表れだ。


「いま盛り上がりつつあるエリア」
AFAインドネシアの熱気と参加する人の表情に、もっと楽しいことを体験したい、もっと！というオタクの楽しい世界をみた。

また訪れたいと思う。

参加メモ

日本からの距離

日本からインドネシア・ジャカルタへは東京・大阪他幾つかの都市から直行便が就航しています。
日本からジャカルタまでは直行便で約7時間。
インドネシアは英語が通じます。

ジャカルタ治安情報　観光・出張の注意事項
http://www.his-jkt.com/jakarta_security_information
海外安全ホームページ インドネシア
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_002.html#ad-image-0

●参加するには

AFA Indonesia Webサイト
http://animefestival.asia/
（毎年春先に日程などが発表される）

●会場

会場：
Jakarta International Expo
http://www.jiexpo.com/
http://sekainotomari.com/indonesia/jiexpo.htm

●コスプレについて

コスプレは可能ですが、インドネシアはイスラム圏のため肌の露出などについては考慮してください。更衣室はありません。
（コスプレで参加される場合には、徒歩圏内のホテルのご利用をお薦めします）